第5回 【肥満は万病のもと?】
←前へ 1/2/3/4/5/6 次へ→

 私たち人間のあいだでは、よく聞かれる言葉ですよね。動物たちについても同じことが言えます。肥っているとどの様な悪影響が出てくるか考えてみましょう。
 体を支える四肢には必要以上の重さがのしかかり、肘・膝などの関節や股関節にかかる負担は大きくなります。また、ワンちゃんネコちゃんなど四足で立つ動物では、背骨・首・腰などにも負担がかかってきます。これらは関節炎やヘルニア(椎間板ヘルニア)などの要因になるということがいえます。


 全身に血液を送り出すポンプの役割をしている心臓は、余分に蓄積された脂肪にも血液を送らなければならなくなるため、フル稼働で働くことになります。また、肥っていると通常よりも暑さに対応するのが困難になり、今の季節には熱中症への注意が必要になります。糖尿病・高脂血症・高血圧症などの発症率も標準体重の時よりも高くなることが知られています。
 肥満であるということは、様々なリスクも背負い込んでいる状態だということになります。しかも体重が増えるほど、このリスクも大きくなると言えます。ですから”肥満=病気”と言っても過言ではないのです。
 肥ることはいとも簡単なのですが、一度肥ってしまうと痩せるのは思ったよりも難しいのです。よって、”肥満予防=病気予防”という考え方があっても良いと思います。
←前へ 1/2/3/4/5/6 次へ→