第2回 【仔犬・仔猫の育児】
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  母親のいない生まれたばかりの仔犬や仔猫の世話を全てやらなければならないとなると、「どうすればいいの?」とパニックに陥りそうになるかもしれません。
 けれど、それをやり遂げることによって、より一層愛情が深まるでしょう。
 今回は、一般的な仔犬・仔猫(新生児)の発育の経過とミルクの与え方を簡単にまとめてみました。

 生まれたばかりの仔犬・仔猫は、自分で体温をコントロールすることができず、環境温度によって直接影響を受けるので、最初の1週間は周りの温度を30℃前後に保つことが必要です。 ペットヒーターや使い捨てカイロ等を使用すると低温火傷を起こすこともあるので、ポリ容器などを湯タンポにすると良いでしょう。
 ペットボトルなどに熱湯を入れ、新聞紙やタオルで厚めにくるみ、一緒に入れてあげます。そうすると、新生児は湯タンポに寄り添って寝ます。湯タンポのお湯はこまめに換えてください。
 体温はだいたい4週齢くらいでコントロールできるようになるので、それまではこの様にして暖めてあげてください。
 生後3〜4週齢の間は、健康で正常な哺乳行動の見られる新生児であれば、母乳の代わりに市販のミルク(犬用・猫用)を哺乳ビンで与えることが出来ます。
ミルクの与え方
1.  哺乳ビン(乳首に穴を開けるタイプは、あらかじめ開けておく)に1回量を入れ、38℃前後に温めておく。
2.  哺乳ビンの乳首の先を搾ってミルクを1滴出し、そのまま新生児の口に含ませる。
 哺乳ビンは新生児が空気を飲み込まない様に保持する。
 その際、ビンを圧迫してミルクを絞り出したりしないよう注意すること。ミルクを肺の方へ吸引してしまい、肺炎(誤嚥性肺炎)を起こしてしまう危険性があります。
3.  飲むのをやめたら(嫌がったら)、腹部が大きくなっているか確かめ、大きくなっていれば少しさすってあげる。
4.  与える量は、初めの1〜2回は少な目の量(腹部が少し膨らむ程度)を与え、2〜3日かけて徐々に量を増やしていくのが良いでしょう。
 最初から目一杯飲ませてしまうと、消化障害を起こしてしまう事があります。
5.  授乳前と授乳後は、排便・排尿させる。下腹部又は肛門付近を湿らせたティッシュなどで刺激すると良いでしょう。
以上の手順でミルクを与えていて、充分な量が飲めていれば、毎回よく飲み、よく眠り、活発に動いて、毎日犬で現体重の10%、猫で10〜15gの体重の増加が見られるでしょう。 体重は、毎日同じ時間に量って確認するようにしてください。

 これで今回は終わりですが、その他判らないことや心配なことがある時は 、動物病院へ気軽に相談してみましょう。きっと子育てに役立つ情報が得られるはずです。
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