AAA(アニマル・アシステッド・アクティビティ)・AAT(アニマル・アシステッド・セラピー)とは何かという基本的なことから「ボランティア」「動物」「クライアント」「訪問」「施設」に項目を分け、詳しく説明してあります。
表紙
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 ■ ごあいさつ(本書より抜粋)
 ペットとともに訪問活動を行う為の最良の方法を知りたいというボランティアの要請により、デルタ協会は1990年にペット・パートナーズ・プログラムを設立しました。又訪問先の人達の必要に応ずるようにと、人と動物のトレーニングがしっかりと行われる事に関心を持っている、人間の医療・福祉関係者から、たくさんの要請を頂きました。大多数の施設のスタッフは、健全で技術と適正を身につけている動物だけを受け入れる為の動物評価法を欲していました。1992年に書かれた”動物介在活動と療法のハンドブック”(The Handbook for Animal-Assisted Activities and Animal-Assisted Therapy)は、ボランティアが動物訪問のプログラムに参加できる様に、トレーニングの基本的なガイドラインが制定してあります。又このハンドブックには、ボランティアのトレーニング、評価、そして責任の基準が明確にされています。基準の略述はこのハンドブックの2c章に載っています。

 ペット・パートナーズのアニマル・ハンドラー・スキルズ・入門コースは、ペット・パートナーズナショナル委員会のメンバーが何時間もの作業時間を貢献してくれた結果であります。我々はこのハンドブックを製作する為に、たくさんのボランティアの方々をまとめてくれた、ナショナル委員会のリーダー、シャリ・スターンバーガーに心から感謝いたします。その他に各章で書かれた方々(第一章:ジェニファー・ウィルク;第二章:ジョアンナ・シルバーとリンダ・ケース;第三章:アン・ハウイー.MSWとスーザン・ザフ.OT;第四章:シャリ・スターンバーガー、キャッシー・シグラー.L/OTC、そしてロバート・シグラー.DVM;第五章:キャッシー・ポンタイクス.Ph.D.、エレン・シャイ.MA、そしてシャリ・スターンバーガー)にお礼を申し上げます。特にこの作業を始め、そして完成させることに力を入れてくださった、メリー・バーチ.Ph.D.、エレン・シャイ.MA、そしてシャリ・スターンバーガーに感謝致します。又経験に基づいて意見を出して下さった、ペット・パートナーズの全国のボランティアの皆様、ありがとうございました。更に、ペット・パートナーズであり且つ医療機関の専門家である方々が、感染症、そして様々な情況や治療法などについて、貴重なアドバイスを提供してくれたことを心から感謝しております。

 ■ 訳者のことば

 最近マスコミなどにも頻繁に「動物介在療法」や「動物介在活動」が取り上げられているようです。またそれを「教える」という専門学校なども出現している様子です。しかし今のわが国においては実際面で活用できるマニュアルやカリキュラムがほとんどありません。
 上記の様な活動を展開させるにあたっては、2つの「実行部隊」が必要です。それは良質のボランティアと動物、そして人間医療の専門家です。動物と接する患者等のケアの専門家、つまり「有資格者」がいて、彼らの補助となる動物とそのハンドラー(飼主)がいてはじめて病院や施設などでの活動が可能となるのです。
 「アニマル・セラピスト」という専門職はありません。「活動」はレクリエーション、「療法」は医療の補助手段でしかないのです。しかし、補助手段としても様々な要素がそろっていなければ活用することはできません。
 このマニュアルは米国で同分野における情報を最も多く有しているデルタ協会が動物と飼主がボランティアとして活動するために、必要な事柄を学ぶために作成されたものです。たいへん総合的なもであり、その充実した内容は、動物介在活動及び療法に参加するボランティア・ハンドラーにとっても必要不可欠なものであると言えましょう。
 ようやく日本語訳ができ、皆様にもより深く理解していただけるようになったと思いますが、ここで一つ警告しておかなければなりません。「ペット・パートナーズ」とはデルタ協会の認定を受けたボランティアのことであり、このマニュアルを教科書として、認定に向けての講習が実施されています。故にこのマニュアルを個人で読み参加する以外に「講習」、「教室」等々において活用する場合には、デルタの公認インストラクターでなければそれを教えることができぬものである、という点を決して忘れないで下さい。

 ■訳者:山崎 恵子
 1954年生まれ。ペット研究家
 国際基督教大学人文科学科卒。父親が獣医師であったため家はいつも犬、猫、モルモットなどが同居し、動物との絆を強く実感。現在も家族の他にロップイヤー・ラビット(耳が垂れたウサギ)・犬・猫などといっしょに生活している。
 1989年11月、モナコで開催された「人間と動物との関係を考える第5回国際会議」において、論文「安楽死に対する獣医師の態度の日英比較」を発表。現在「ペット研究会互」を個人で主催して、動物に関する勉強会や季刊誌発行で、国内外の情報を広めている。

 翻訳書に「獣医臨床シリーズ」(学窓社)、「ドッグス・マインド」、「キャッツ・マインド」(八坂書房)、著書に「ペットが元気を連れてくる」(共著、講談社)、「ペットのしあわせ わが家がいちばん」(青木書店)がある。


Copyright 1995 Delta Society/All rights reserved,including the right to reproduce this book in whole or in part,in any form
2nd Edition,January 1996
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E-Mail:DELTASOCIETY@CIS.COMPUSERVE.COM/ISBN 0-9627802-4-3 Printed in the United States of America
本書の日本語翻訳権は、日本動物美容看護学園がこれを保有す。本書の一部あるいは全部について、いかなる形においても出版元の許可なくこれを利用することを禁止する。
 
2005年7月15日 更新